三菱UFJは年内に「コイン」を発行予定、決済の現場で起きる市場争いが激化

三菱UFJフィナンシャル・グループは、2019年末までに独自のデジタル通貨(旧MUFG⇒現コイン)を実用化する予定であることを明らかにしました。

大手銀行でもある三菱UFJはこのデジタル通貨を用いて、小売店側が独自の通貨を作り出してもらい、三菱UFJ発行のコインと連携させることで新たに決済の市場を広げようとしていようです。

これから目の前に訪れるキャッシュレス世界への市場争いはLINEペイ、楽天ペイ、ソフトバンク・YahooのPaypay、Amazonペイなど、大手企業が続々と参入する決済の戦国時代とも呼べるような様相を示しており、激化の一途をたどっています。

あとはこういった流れに仮想通貨(もうそろそろ暗号資産と言った方がいいのか?)がどのようにかかわるか?というのが気になるところです。
仮想通貨を決済に取り入れることができれば、外国人旅行客が日本に訪れた時、決済のチャージを速やかに行えるようになります。

日本はキャッシュレス化が進んでいないせいで、1兆数千億円規模の機会損失ロスがあると言われていますし、市場に参入してシェアを取る事ができれば、大きな利益があるのは間違いありません。訪日観光客も増える一方ですしね。

さあ、どこの決済サービスが市場を奪う事ができるのか、数年後にはすさまじいキャッシュレス世界が広がっていそうな気がします。

あ、ちなみに三菱UFJは米欧の市場部門は、収益悪化に伴って大幅縮小をする事になっています。これがどのように影響を与えるか分かりませんが、これからコインを発行して市場を広げていこうとする三菱UFJにとって、プラスになる事は無いでしょうね・・・まあ業績悪化なら一度事業を見直すことも必要でしょうけどね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする