イーサリアムクラシックが継続的な攻撃を受けるも市場に影響せず

イーサリアムクラシック、悪意あるマイニングによる影響は?

Gate.ioの報告によると、イーサリアムクラシックが、2019年1月7日0時40分から2019年1月7日1時4分20秒の間に攻撃を受け、合計54,200 ETC、2000万円相当が失われているとの事です。

これが発生した原因は、ハッシュパワー。

イーサリアムクラシックはもともとイーサリアムのロールバックに対して反対した一部の人々が作り出したもので、大元のイーサリアムとは大部分は一緒でも、これから開発をする人、マイニングで支える人は全く異なるものです。

クラシックは大元となるイーサリアムよりも支持者は少なく、マイニングを行う会社もそれほど多くはありません。そこに目を付けられてしまい、悪意のあるマイナーが実に51%ものハッシュパワーを満たしてしまいました。

本来であれば、不自然な動きがないか各マイナーの努力によって保たれるわけですが、51%もの力を得た悪意あるマイナーが、不正な操作を繰り返し行いました。

単純にクラシックへの嫌がらせと見られており、再発防止のため、作業証明書(PoW)合意から証明書作成(PoS)への抜本的な変更を採用するようGate.ioはイーサリアムクラシック側に助言した事で終わっています。

今回の一件は、個人や企業を狙ったものではなく、市場への影響はほぼ出ていないようですが、現状のイーサリアムクラシックのセキュリティに問題を投げかけた形となったのは間違いなさそうですね。

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